【徹底解説】合宿免許の追加料金ってどのくらい？

合宿免許は基本料金に多くのものが含まれていますが、状況によっては追加料金が発生することがあります。

以下で主な追加料金の項目と相場を詳しく説明します。

技能教習の延長料金

運転免許を取るときに誰もが避けて通れないのが「技能教習」。ですが、すべての人が規定時間内に卒業できるわけではありません。

技術や習得スピードに個人差があり、時間オーバーしてしまうと「延長料金」がかかります。

◆ どのくらい延長料金がかかるの？

相場（2025年現在）

• 普通車AT：4,000円〜6,000円／1時限（50分）
• 普通車MT：4,500円〜7,000円／1時限

教習所や地域によって差がありますが、1時限ごとに5,000円前後が一般的。

◆ なぜ延長になるの？

【主な理由】

• 運転技術の習得が遅れた
• S字・クランクなどの課題で失敗が多い
• 教官の指示を守れず減点対象になった
• 体調不良で技能教習を休んだ

◆ 延長料金が高額になるケースも

技能検定（卒検・修検）の再受験料

技能教習をクリアしても、最後に待ち構えるのが技能検定（技能試験）。これに合格しなければ免許は取れません。でも、緊張やミスで不合格になることも…。そんなときに必要になるのが再受験料です。

◆ 技能検定の種類と再受験料の相場

【1】修了検定（修検）

→ 仮免許を取得するための技能試験。
相場：5,000円〜7,000円／回

【2】卒業検定（卒検）

→ 教習所を卒業するための最終技能試験。
相場：6,000円〜8,000円／回

【注意】

料金は教習所や地域によって違いますが、両方合わせると1万円以上かかることも。

◆ 再受験料がかかる理由

技能検定は以下の要素でコストが発生します。

• 検定員（試験官）の人件費
• 使用する車両の維持費
• 検定用コースの維持管理費

このため、1回ごとに料金が発生します。

◆ 検定に落ちやすいポイント

修了検定

• S字カーブ
• クランク
• 障害物回避

卒業検定

• 路上での安全確認ミス
• 一時停止不履行
• 速度超過／速度不足

特に多い失敗：「確認不足（目視）」と「急ブレーキ」です。

仮免学科試験の再受験料

技能教習と並んで多くの人が苦戦するのが仮免学科試験。運転技術は問題なくても、交通ルールや標識、罰則などの知識が不十分だと不合格になってしまいます。

不合格の場合、再受験料が必要です。

◆ 仮免学科試験の再受験料の内訳と相場

仮免学科試験にかかる費用は全国共通の公的料金です。

• 試験手数料：1,700円
• 交付手数料：1,150円

合計：2,850円／回

◆ 仮免学科試験で落ちやすい理由

よくある間違い

• 優先道路や標識の見落とし
• 危険予測問題での誤答
• ひっかけ問題への対応不足

【特に注意】

仮免学科試験は90点以上（95問中90問正解）が必要なので、少しのミスで不合格になる可能性が高いです。

宿泊の延長料金

合宿免許は通常、最短日数で卒業できるスケジュールが組まれています。

しかし、技能教習の延長や検定の不合格などで予定より長く滞在する必要が出てきた場合、宿泊の延長料金が発生します。

◆ 宿泊延長料金の相場

1泊あたりの延長料金の目安（2025年現在）

• 相部屋（シェアタイプ）：4,000円〜6,000円
• シングルルーム：5,000円〜9,000円
• ホテルプラン：8,000円〜15,000円

ポイント：
時期（繁忙期・閑散期）や部屋タイプによって大きく変わります。

◆ なぜ延長料金が発生する？

【主な理由】

• 部屋の確保コスト
• 光熱費や清掃費
• 食事（プランによって）

特に繁忙期（春休み・夏休み・冬休み）は延泊料金が高騰するケースが多いです。

◆ 延泊料金が高額になるケース

技能教習の延長料＋検定再受験料と合わせると、5万円以上の追加費用になることも。

食事の追加料金

合宿免許では通常、1日3食（朝・昼・夜）付きのプランが一般的です。でも、「プランに含まれない食事」や「特別メニュー」「外食」などで追加料金がかかるケースがあります。

特に最近は自由食プラン（食事なし）も増えており、注意が必要です。

◆ 食事の追加料金の相場

ケース別の料金目安（2025年現在）：

シチュエーション	追加料金の目安
プラン外で食堂を利用する場合	500円〜1,500円／1食
ホテル併設レストランでの追加注文	1,000円〜3,000円／1食
外食（ラーメン・定食など）	800円〜2,000円
コンビニ（おにぎり・弁当など）	500円〜1,000円

◆ 食事代が発生する主なケース

① 食事なしプラン（自由食）を選んだ場合
→ 食費が全額自己負担。
② 保証食数を超えた場合
→ 延泊などで食事回数が増えたとき。
③ アレルギーや好みによる外食
→ プランの食事が合わず、外食を選択。
④ 特別メニュー（豪華な夕食など）
→ 事前予約や当日追加料金が必要。

◆ 食費が膨らむリスク

食費＋延泊費＋技能延長料が合わさると想定外の出費になります。

追加料金を防ぐポイント

合宿免許は「格安・短期」が魅力ですが、技能教習の延長料、検定再受験料、延泊料、食事代などの追加料金が思った以上にかかってしまう人も多いです。
そこで、追加費用を最小限に抑えるコツをしっかり押さえておきましょう！

◆ ① 保証内容を必ず確認する

見るべき保証のポイント：

• 技能教習延長：追加料金なし or 回数制限あり
• 検定再受験：無料保証あり or 上限回数あり
• 宿泊延泊：最長◯泊まで無料
• 食事：延泊時の食事も保証されているか

◆ ② 追加料金がかかりにくい教習所を選ぶ

チェックポイント：

• 口コミ・卒業生の評価（延泊率や技能検定の合格率）
• 指導員のサポート体制（親切・丁寧な教習か）
• 無制限保証プランの有無

◆ ③ 繁忙期（ハイシーズン）を避ける

ハイシーズン（追加料金リスクが高い時期）：

• 春休み（2月〜3月）
• 夏休み（7月下旬〜9月上旬）
• 冬休み（12月〜1月）

おすすめ時期：
5月、10月〜11月 → 料金が安く、混雑も少ない。

◆ ④ 学科・技能の事前準備をする

技能：

• 事前にS字・クランク・方向転換の動画で予習。

学科：

• 最新の問題集で練習。
• 無料の仮免模擬試験アプリを活用。

◆ ⑤ 自由食プランは慎重に選ぶ

自由食プラン（食事なし）は一見安いですが、外食費がかさむことも。
自炊環境や周辺の安価な飲食店が充実しているか確認しましょう。